花とミツバチ
千葉くんは、温かい子だって分かってる。
嘘も誤魔化しもなく、真っ直ぐで優しい
だけど
いい子すぎて、綺麗すぎて 戸惑う
「ー…」
引き続きカタカタ…とキーボードを打つうちに、定時は越え窓の外は夜の明かりが灯り出す。
(ようやくもう少しで終わり…)
ふぅ、と一息ついて壁にかけられた時計を見れば、時刻はすでに22時をさしている。
終電には間に合うかな、そうホッとしながら手に取るのは既に冷めてしまったカフェオレ。
少しずつ少しずつ飲んでいるうちにぬるくなってしまっているけれど、口の中に広がる甘さが美味しい。