花とミツバチ



ーガチャ…

「…?」



すると突然開けられたドアに視線を向けると、そこには現れた梶原課長の姿。



「おー、藤田。まだ残ってたのか」

「課長…どうしたんですか?こんな時間まで」

「会議とその事後処理でさ。本当、無駄なことが多くて苦労させられるのはいつもこっちだよ」

「お疲れ様です」



やれやれ、と疲れたように言い彼は書類をドン、とデスクに置き肩をトントンと叩く。



「他の奴らは?」

「皆とっくに帰りましたよ」

「あいつら定時だけはちゃっかり守るからな…藤田は?仕事終わりそうか?」

「はい、あと少しで…何とか終電には間に合うかなって感じです」

「そーか…」



話しながら笑って彼は近付き、パソコンに向き合ったままの私の体を後ろからぎゅっと抱き締めた。



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