花とミツバチ



「…梶原課長、あの…」

「…少しだけ」



包み込む腕に、囁きとともに頬や耳にキスをする唇。ちゅ、と触れる感触に全身がゾクリと反応する。



「…ん…」



その反応を楽しむように口元が笑うのが分かる。



「梶原、課長…あの、終電が」

「…うん、諦めて」



そしてシャツのボタンを外し上をはだけさせ、スカートを捲り上げ…そのまま行為は始められる。

デスクの上、はしたなく広げる足に押し付けられる彼のカラダ。



「…、」



その時、動かした手はデスクの上のカップへとあたり、飲みかけのカフェオレはパシャッと床へと落ちた。



「あ…」

「…?カフェオレ?」

「すみません、飲みかけで置いてあったから…」

「……」


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