花とミツバチ
ー…
「で?好きな男と若い男の美味しいとこ取り?」
「......」
数日後の夜。近くのレストランで一緒に食事をしていた樹里は、私の話を聞くと鼻で笑うようにして呟いた。
「…ちょっと、その言い方やめてよ」
「だってそうじゃない。一方では好きな年上男の愛人で、一方では年下男に愛されて…あー羨ましい!」
「……」
(羨ましい、ねぇ…)
嫌味にも聞こえるその言い方に、自分のどっちつかずさを余計に嫌に感じながら、私は苦い表情でお皿に盛られたサラダをフォークでつつく。