彼氏は11才!?
キャバ嬢でもそんなに堂々とは出来無いぞ。


「白雪もさっさと上がれよ」

「いや…私は正宗とファミレスでささやかな朝食を…」

「さっさと上がれ、チビ」

チビて…アンタの方がチビでしょ。
どう見ても145cm前後だろうが。
私は157cmだ。
12cm差を無視するな。



「チン毛も生えてねぇガキが偉そ…バグォッ!!」


まさかの金蹴りに再び正宗撃沈。
余りの激痛に倒れ込み、玄関を隅々まで転がる正宗。

そんな正宗の頭を紅ちゃんは虫を踏み潰すように踏み付けた。


「11歳でチン毛生え揃ってる方が異常だろうが。指の骨ヘシ折るぞ」


そりゃそうだ。
顔は天使なのにチン毛ボーボーなんて想像しただけで死にたくなる。


「しゅみません…」


あまりの激痛とクソガキに踏み付けられている屈辱で涙ぐんでいる正宗が素直に謝った。

男性器の無い私は正宗の痛みを分かってやれない。
ひとまず手だけは合わせてあげよう。


「とにかく二人も上がって。僕はさっさと遺産配分の話をしたいんだ」

「ほら!!さっさと上がりなさい!!モタモタしてると死ぬまでイジメ抜くわよ!!」

遺産と聞いて目の色を変える母さんを見て、うっかり涙が溢れてきた。
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