彼氏は11才!?
「紅一郎君が白雪と結婚したいって言うから役場から婚姻届けを取ってきてあげたの。アンタ、馬鹿だから意味も分からず書いてたわよ」
あ…何かうっすら覚えてるかも知れない。
「そういうことだ。僕が18歳になったらこの婚姻届けを役所に出す」
「そんな馬鹿な…!!」
そんな汚い字の婚姻届けなんて出したら私達の人格が疑われる!!
「いいじゃないの。結婚しちゃいなさい」
ポン、と私の肩を叩く母さん。
私と紅ちゃんが結婚=神宮家の遺産が使いたい放題
この方程式が弾き出されて母さんは今にも裸踊りをしそうなほどにご機嫌だ。
「ンな紙切れ破れば意味はねぇ!!」
「ぉう!?」
急に至近距離で大声を上げられ、ビビる私。
そんな私の横からチンピラの手が伸び、婚姻届けを掴もうとした。
よし!そのまま破ってしまえ!!
こっそり応援する私。
だが、上手くいかないのが人生というものだ。
「触るな」
ギラリ、と紅ちゃんの目が光る。
そして見事な掌底がチンピラの鼻に命中した。
「クボォフ!!」
11歳の掌底で吹き飛び、畳の上を転がるチンピラ(推定40歳前後)。
あ…何かうっすら覚えてるかも知れない。
「そういうことだ。僕が18歳になったらこの婚姻届けを役所に出す」
「そんな馬鹿な…!!」
そんな汚い字の婚姻届けなんて出したら私達の人格が疑われる!!
「いいじゃないの。結婚しちゃいなさい」
ポン、と私の肩を叩く母さん。
私と紅ちゃんが結婚=神宮家の遺産が使いたい放題
この方程式が弾き出されて母さんは今にも裸踊りをしそうなほどにご機嫌だ。
「ンな紙切れ破れば意味はねぇ!!」
「ぉう!?」
急に至近距離で大声を上げられ、ビビる私。
そんな私の横からチンピラの手が伸び、婚姻届けを掴もうとした。
よし!そのまま破ってしまえ!!
こっそり応援する私。
だが、上手くいかないのが人生というものだ。
「触るな」
ギラリ、と紅ちゃんの目が光る。
そして見事な掌底がチンピラの鼻に命中した。
「クボォフ!!」
11歳の掌底で吹き飛び、畳の上を転がるチンピラ(推定40歳前後)。