キミが泣くまで、そばにいる
「うん」
トワくんと話してると、なんだか落ち着く。
イケメングループに紛れている私は、絶対に場違いなのに、彼は『仲間だ』と言ってくれた。
すごく嬉しい言葉だった。居場所を与えられたようで……。
「ん? お前、何持ってんの」
私の手元を覗き込み、「ああ」と苦笑する。
「またアカツキのお使いか」
微笑み王子がいつも飲んでいるイチゴミルク。未開封のそれを見て、トワくんは何気ない口調で言う。
「ほんと便利だなーお前。すげえ従順だし。俺もチーコ1匹、飼いてぇな」
ぎゃははと笑うトワくんを、見上げる。
「……飼う?」
つぶやいた私を見下ろして、彼は笑いを引っ込めた。
「え……?」
「トワくんの犬になら、なるよ、私」