鬼神様と××しました
「いや…近くで、強い妖気を感じるんだ」

「えっ……」


妖気…?




「なんなんだ今の!?」

「こわーい」

「家は大丈夫かしら?」


辺りにいる人達が、パニックにしなっている。



「マズイな…楓!」


源喜さんは、ビールの缶をグシャっとつぶすと、楓さんを呼んだ。



「お前ら天狗の妖力で、人間たちを眠らせろ」

「了解!」

「この神社には、ざっと100人近くの人間がいる。お前ら天狗一族で、1人残らず眠らせて、安全な場所へ!」

「わかった!」


楓さんは、自分の仲間らしき人たちを集め始める。




「…人間を眠られるんですか?」


気になったことを、源喜さんに聞いてみる私。




「ああ。これからきっと、ここに妖怪が来る。悪くて、厄介なやつが」

「え!?」


妖怪が!?



「もしそいつが暴れた場合、俺達妖怪は戦わなきゃならない。それを人間に見られたらマズイし、めんどくせえだろ。だからしばらくの間、眠ってもらうんだ」
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