Tea Time

衝動的に誘ったから、始めから何の計画もなかった。
会話もあらかじめ用意していたわけではなかったが、とにかく彼女を笑わせたくて、俺は必死にしゃべり続けていた。

「古川さんって、よくそれだけ、次から次に言葉が出てきますよね」


「え、それは……」


彼女の心が見えずに、答えにつまった。


もしかして、うるさいとか思われてるのか?

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