イジワルなキミの隣で


注文し終えると、先輩は疑問だけを残して去って行った。



「なんだったんだろうね、今の」



水を一口飲んだ。


瀬名君は黙り込んだまま何も言って来ない。



見ると手で赤い顔をパタパタと仰いでいた。



「暑いなー」



なんて瀬名君は何かをごまかすように言ってたけど、お店の中は冷房が効いてるしあんまり暑いとは思わなかった。



この日は1時間ぐらい話してから瀬名君と一緒に帰った。


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