【完】お嬢様と執事
俺も恵まれた人間だ...この顔、そして持って生まれた知能、俺に手に入らないものはないくらいだった。



沙羅様以外は...



沙羅様は俺が何をしても表情一つ崩さない。



そこら辺の女なら、赤くなるであろうことをしても『カッコイイじゃない』と、ニコっと微笑むだけ。



それは嬉しいことだ、好きな女に褒めてもらえたのだから。



でも、それじゃ意味がない...心を手に入れなければ...



タイムリミットは刻々と近づいているのだ。



沙羅様に婚約者ができるまで...



それが、俺に残された時間───...


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