シェアハウスのミュージシャン




そう言って体育館に着くと、小さくなったバッシュを貸してくれた。



でも、やっぱり少し大きかった。


制服の下は、バスケ部でもないのに、バスケの服を着ている。

これが1番動きやすいからだ。



奥川と時間を忘れて1on1をした。


奥川「やっぱ、七は強いっすね。」

そう言ってる奥川だが、こいつも上手い。何しろフェイクが上手くダマされる…



「元バスケ部だからね!体はなまってないよ!」

奥川「確かに、中学の時、エースだっただろ?」

「まぁーね。」



ガラッ

バスケ部「あ!奥川先輩、こんにちは。」

奥川「うぃすっ。」

「じゃ、私行くわ。ありがとね!スッキリした。」

私はそういい、汗を少しかいていたので、バックに入ってあったシートで汗を拭き取ったあと、奥川にバッシュを返した。


「次の試合は?」

私は制服に着替えながら、奥川に聞く。

奥川はゴール下のシュートをうちながら、

奥川「今週に練習試合がある。」

「そーか。頑張れよん。」

奥川「あぁ。じゃーな。」


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