シェアハウスのミュージシャン



by沙織


「泣かないでよー。私強いから安心しなっ!」

早苗「うん。ごめんね…ごめんね…」

「もー。泣き止みな!」



キーンコーン


良いタイミングなのか、悪いタイミングなのか…

とりあえず、早苗と分かれて、


HRが開始だ。



先生「今日の5.6時間目は練習だ!」

クラス「えー。めんどくせぇー。」

先生「じゃ、なんか連絡あるか?」

「あ!はい!!」

先生「お!七瀬何や?」

「ちょっといいですか?」

先生「おう!」

私はハチマキの入った袋を持って、
一列づつ渡していった。

もらった人からクラスがざわつく…

「すげ〜。」

とか、

「かっこいいー。」

とか、

全員分行き渡ったら、先生にも渡した。



「体育大会の時、このハチマキを付けて優勝狙いましょう!!」



皆「おおー!ー!ー!ー!ー!」

「以上です。」

そういいペコっとお礼をして席についた。


先生は

先生「いやー。流石七瀬。家庭科はずっと5だもんな!」

「成績はいいですって!!」

先生はもうハチマキ何て巻いちゃって気合い十分!

って言ってもこの人何にもしないんですけどね…



HRが終わると皆が

「ありがとー。」

「絶対かとーな!」

「沙織うますぎ!!」


など、皆に言われていたら、ドアの方から女子の叫び声が聞こえた。

「なっなに?」

ドアの方を見ると、


、、、、、、、、、なるほど…

ドアにいたのは、賢介と哲だった。


賢介「あ!沙織ー。」

うわぁ。最悪だ…


私は小さくなりながらも2人の所まで行くと、

哲「ちょっと来て!」

そういい、腕を引っ張られた。


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