甘いカンケイ



「美和!そろそろ時間だし、帰る?」


ふう…。良かった、香織に助けられた。

男性の免疫が少ないあたしは浅井さんの大人の魅力にノックアウト寸前だった。


「じゃあ、俺が美和ちゃん送るよ」


え!?


「そんな、浅井さんに悪いです。あたし歩いて帰れますから」

「こんな時間に女の子を一人で帰らせるわけには行かないよ。」


困ったあたしは香織を見ると


「えへへ、あたしノリくんに送ってもらうから美和は浅井さんにお願いしちゃいなっ」

「美和ちゃん、遠慮なんていいんだよ。涼介に甘えちゃって?」


そう言われて、あたしは申し訳ないけどお言葉に甘えることにした。


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