璃琥―riko―
ぎゅっとおかあさんに抱きつく。
おかあさんの傍にいると安心するから…
おかあさんも笑って抱きかえしてくれる。それが大好き。
昔、おかあさんの友達たちに愛はなついた相手にはベッタリ甘えるよなって言われたことがある。その通りだと思う。
私は“猫“だから―――
おかあさんは普段は黒髪黒目の美人だから昔からよく色んな男性から声をかけられてた。でも、そんなことに絶対気付かない。だから、私達がわざと「おかあさん!今日ハンバーグ食べたい!!」とか言って男払いをしていたんだよね。その時の男達の顔がいっつも同じの子持ちかよで面白かったなぁ。
今でもおかあさん、若いから男払い大変なんだよね。
本当に…消えればいいのに。
「あ、愛。もう少しで時間だからご飯食べましょう?」
いつの間にか朝食を作ったらしいおかあさんは、優しく私を撫でて言った。渋々離れて席について食べ始めた。
うん。やっぱりおかあさんの料理は美味しい。プロ顔負けだよ。
その時、おかあさんがふと声を漏らした。
「もう愛は高校生かぁ」
それは懐かしさと寂しさを含んだ声だった。私は私達が小さかった頃を思い出していたのだろうと思っていた。
小さい頃のことなんて、おかあさんとのやりとり以外あまり覚えていないけど。
私にとっておかあさん達が全てだったからね。
おかあさんの傍にいると安心するから…
おかあさんも笑って抱きかえしてくれる。それが大好き。
昔、おかあさんの友達たちに愛はなついた相手にはベッタリ甘えるよなって言われたことがある。その通りだと思う。
私は“猫“だから―――
おかあさんは普段は黒髪黒目の美人だから昔からよく色んな男性から声をかけられてた。でも、そんなことに絶対気付かない。だから、私達がわざと「おかあさん!今日ハンバーグ食べたい!!」とか言って男払いをしていたんだよね。その時の男達の顔がいっつも同じの子持ちかよで面白かったなぁ。
今でもおかあさん、若いから男払い大変なんだよね。
本当に…消えればいいのに。
「あ、愛。もう少しで時間だからご飯食べましょう?」
いつの間にか朝食を作ったらしいおかあさんは、優しく私を撫でて言った。渋々離れて席について食べ始めた。
うん。やっぱりおかあさんの料理は美味しい。プロ顔負けだよ。
その時、おかあさんがふと声を漏らした。
「もう愛は高校生かぁ」
それは懐かしさと寂しさを含んだ声だった。私は私達が小さかった頃を思い出していたのだろうと思っていた。
小さい頃のことなんて、おかあさんとのやりとり以外あまり覚えていないけど。
私にとっておかあさん達が全てだったからね。