璃琥―riko―
「ああぁぁぁ!!本当にこの子可愛い!可愛いすぎてツライ!」

雨來が愛を抱きしめながら言う。
その理由。
さっき愛が笑顔を見せたからだ。信頼してる人がいない学校ではほとんど作り笑い。しかし、信頼している人物だけだとちゃんと素直に感情をだすのだ。
信頼を築くのは大変だが…。
だがそれが、また可愛い過ぎる………らしい。

「娘にしたい!!」

そこは妹じゃねぇのかよ。

と思ったりもしたけど、溺愛する大切な妹がもういるからねぇ~
莉茉は本当の本当のHONTOUに可愛いのだよ!可愛い過ぎて………妹にほしい。
あんま人間が好きじゃない、逆にほとんどの人間が嫌いな愛が言うほどだから莉茉はすごい。
この二人に言ったら色々とまずいから言わないけどさ。
莉茉を色で例えるとしたら…どんなに汚れを知っても誰にも染められない純白みたいで………

「娘にしたいってさ、恋華さんと結婚するってことか~?」

「あ。そうだね。」

「◇@※▲#◎%!?!」

雨來が意味の分からない言葉を洩らす。
………てか、分かりやすい
雨來の顔は真っ赤になっている。
そりゃあ、純粋で初な中学生みたいに……いや、今の中学生はそんな反応しないな。そりゃあさ、私を娘にしたいって深い意味はないんだろうけど、來夜があんなこと言うからさ。ニヤニヤしてるし。
私的には、うーちゃんだったらおかあさんを譲ってもいい。頼れるし、あの事を知ってるのも、なんだかんだ言ってうーちゃんだけだし。
それにさ、男払いできるじゃん。
愛にとって、それが一番の理由だったりするとか。

「っ……。ま、愛、途中で入学式さぼっただろ!!」

話をすり代えたな。
まあ、來夜に後からいじくられると思うからいいけどね。
てか気付いてたんだ……居なかったくせに
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