ラストバージン
きっと、予想外過ぎる内容だったのだろう。
見た事もない程に目を大きく見開いた菜摘は、小さな声すらも漏らせないと言うように言葉を失っていた。
「相手は、同じ病院で働いていた外科のドクターだった」
必死に平静を装っているせいか、声音がやけに淡々としてしまう。
それは、反省も責任も感じていないと思われても仕方ないようなもので、菜摘にそんな風に誤解されてしまう事が恐かった。
友達の中で、一番付き合いの長い存在。
自分の罪を知られて軽蔑されるのが恐くて、ずっと隠していたけれど……。私にとってとても大切な存在だから、これからもずっと失いたくない。
恭子だって、もちろん同じ。
私の罪を知っても変わらずにいてくれる彼女には、どれだけ感謝しても足りない。
ずっと傍で支えてくれた恭子も、これまで一度だって事情を訊かずに待っていてくれた菜摘も、改めてかけがえのない存在だと思う。
だからこそ、菜摘に軽蔑される事への不安は払拭出来ないままだったけれど、彼女の気持ちを軽んじるような事はしたくなくて包み隠さずに全てを打ち明けた。
「……やっぱり、軽蔑したよね?」
その後で、一番不安に思っていた事を小さく訊いた。
見た事もない程に目を大きく見開いた菜摘は、小さな声すらも漏らせないと言うように言葉を失っていた。
「相手は、同じ病院で働いていた外科のドクターだった」
必死に平静を装っているせいか、声音がやけに淡々としてしまう。
それは、反省も責任も感じていないと思われても仕方ないようなもので、菜摘にそんな風に誤解されてしまう事が恐かった。
友達の中で、一番付き合いの長い存在。
自分の罪を知られて軽蔑されるのが恐くて、ずっと隠していたけれど……。私にとってとても大切な存在だから、これからもずっと失いたくない。
恭子だって、もちろん同じ。
私の罪を知っても変わらずにいてくれる彼女には、どれだけ感謝しても足りない。
ずっと傍で支えてくれた恭子も、これまで一度だって事情を訊かずに待っていてくれた菜摘も、改めてかけがえのない存在だと思う。
だからこそ、菜摘に軽蔑される事への不安は払拭出来ないままだったけれど、彼女の気持ちを軽んじるような事はしたくなくて包み隠さずに全てを打ち明けた。
「……やっぱり、軽蔑したよね?」
その後で、一番不安に思っていた事を小さく訊いた。