脱・不幸恋愛体質
爆発寸前の心臓を辛うじて落ち着かせると、


「からかわないで下さい」


と真っ赤な顔で抗議した。

きっと翔君は年上だから、私の事をからかって遊んでいるに違いないんだ。

そんな私にゆっくり近づくと、翔君は顔を寄せてくる。


えっっ、えっえぇぇ???


何ですか???


「俺、愛莉ちゃんの事狙っちゃおうかな」



爆死。



何を言っちゃってるのでしょうか?

全く理解不能です。

頭の中は大パニック過ぎでフリーズ状態。

狙われなくても完全にオチてますけど。


「……うそ…だよね?」

翔君なんか絶対モテるタイプだし、私みたいな人と付き合いたい訳が無いはずだもん。


「本気なんだけど」


そう言うと、スッと私の右頬に回り込みキスをした。



ええぇぇぇぇ――――――!!!!!



今…チューされたよね?

気のせいじゃないよね?


もう、どうにでもなっちゃって下さい。


とりあえず、こんな状態で冷静になんか居られなさ過ぎなので、お店の方に逃げて来ちゃいました。

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