彼女の恋~小指の赤い糸~
「それで課長と別れられるの?」
告白してしまった後にそう問いかけられた。
こんな中途半端な形で想いを告げたってきっと迷惑なだけだ。
「課長と別れてないのに好きだなんて言う資格ないですね。
迷惑でしたよね
すみませんでした」
アパートに帰ろう。
まだ課長が待っているかもしれないけど。
どっちにしても、ここにはいられない。
でも、玄関には辿り着けなかった。
「すんなり帰れるとでも思った?
逃がすわけないだろう」
主任は私を壁に押し付けてじっと私を見た。
距離が近づき唇が重なるなぞるように舌が唇に触れてわずかに開いた隙間から舌が入り込んだ。
口内を蹂躙されて身体に甘い疼きが走った。