彼女の恋~小指の赤い糸~
「じゃあ、少しだけ待てる?」
「えっ?」
「シャワーしたら直ぐに送ってく」
シャワーに行こうとしたら呼び止められた。
「待って」
「――――さっきは…ごめ…んなさい」
「ん?」
「主任を責めてしまったから……」
誤解は解けたみたいだ。
アパートに送る為に彼女を車に乗せた。
ただし送ってそのまま帰るつもりはないけど……。
隣を見ると疲れたように目を閉じて身体をシートにあずけている彼女が目に映った。