彼女の恋~小指の赤い糸~





油断してた。


マンションで課長からのメールを見た筈の主任からは何のリアクションもなく。


課長との事は私が解決する問題で主任は介入しないつもりでいるんだと勝手に思ってしまった。



今、この場で追及される事になるなんて……。



「課長と別れ話しで揉めているってのは分かった。

だけどアパートの駐車場で課長を見て脅えた理由は、まだ話してはもらってない」


「あっ、あの時は……」


課長に毎晩抱かれた事なんて言いたくない。



「俺には言えない?
信じてないのはどっちなんだろうな?」



「ちがっ……主任を信じてないとか誤解です!」



「なら、話してくれるよな?」



「無理です。
言いたくない……。主任には言いたくないんです!!」



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