彼女の恋~小指の赤い糸~



「今さらジタバタしたって仕方ないだろう?」


なっ!
主任が勝手に電話なんかするから……。


「課長と二人っきりになんかさせない」

「……えっ?
何を……」


「課長と話しをするなら俺も一緒じゃないと会わせないって言ったんだ。
分かった?」


グイッと腕を引かれて主任の腕の中に収まった。


「分かった?
紗季?」


主任の低めの声が耳に響いて、いつの間にか不思議と気持ちは落ち着いた。


これから課長と会う事を思えば落ち着いてる場合じゃないのに……。



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