恋するほど   熱くなる
「初めまして、美莉と申します。お招きいただきましてありがとうございます。」

「ようこそ、私はアラン・ストーンです。荒木は美莉の恋人ですか?」

「いいえ、彼は私のマネージャーです。」

「彼女はライターです。ここへは仕事で来ているのです。」

「そうか、荒木は美莉のエージェントなんだね?」

「そう言ったところです。」

「美莉はシナリオ・ライターなのかい?」

「いいえ、詩を書きます。」

「ぜひ、美莉の詩を読んでみたいな。今夜はパーティーを楽しんで。」

「ありがとうございます。」

「荒木さん、ストーンさんて有名な方なのかしら?」

「らしいね。」

私は荒木さんとテーブルを回って招待客達とおしゃべりした。

ストーンさんはダンサーだとわかった。

< 91 / 105 >

この作品をシェア

pagetop