僕と君と時々サッカー

「初めてあった時から一目惚れだった。
最初は話せるだけで良かったんだけど
仲良くなるとどんどん気持ちが上を言っちゃって欲が出て。
正直、サッカーでのモチベーションにもなってたし
最近は選手権予選で会えなかったけど
ちゃんと伝えなきゃって思ってた。」

「今日、城西戦でゴール決めて勝ったら
絶対言おうと思ってたんだ。」

「好きです。俺と付き合ってください」


俺は彼女の方を見ることができなかった。

もうドキドキが止まらない。

告白するってこんなに労力使うんだ。

でも言い切ったことには後悔はしない。

そう思い、彼女の顔を見ようとしたとき彼女は話出した。






「爽馬くんって凄い人なんだよね?」







帰ってきた言葉は意外なものだった。

「え?」

俺は反射的に声に出してしまった

すると彼女が


「今日、初めて爽馬くんの試合を見たの。
爽馬くんのときだけ歓声が全然ちがった。
市立橘はスポーツ校ってことは知ってるけど
爽馬くんのこと全然知らなかったんだ。」


「さっきね、友達の彼氏の秀人くんに
さりげなく聞いて見たの。
森重爽馬ってどんな人なのー?って
そしたら全国の同世代の中で1番上手いやつ。
って言ってたんだー」



秀人か、あいつがそんなこと。

そうおもった。彼女の話しは続いた。


「私ね、爽馬くんと初めてあったときから
ずっと気になってたの。
恋愛ってよくわからないから気づかなかったけど
きっとこれが恋なんだなって思った。
私も爽馬くんが好きです。」



そのあと彼女は少しさみしそうに話出した。


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