最悪な人生だった
髪染めたのも藍とだし、ピアス開けたのも藍と。
いつでもあたしたちは一緒だった。
だんだんあたしたちの高校が荒れ始めた時、
男友達ができた。
末松瑠衣(スエマツ ルイ)
癒し系でその場を明るくする盛り上げ役。
いつも
「毬乃はもっとわらい?笑った方がかわいーけん!」
と言ってくれる。
瑠衣は、福岡から転校してきたから
方言がはいっている。
でももうなれた。
うちらの学校はどーしよーもない不良ばかり通っているからいろんなところから転校してくる人が多い。
瑠衣もその一人だ。
私と藍と瑠衣は毎日はっちゃけた。
夜中まで外で話してたり
カラオケオールしたり。
酒ものんだしタバコもやった。
その時の私は、それしか頼るものがなかった。