恋しくて、哀しくて
私は、お弁当を抱えて、電車で大型ショッピングセンターに向かった。



そのショッピングセンターは、無料で駐車場を利用できる。圭太くんが駐車場で待っていて、そこで落ち合うようにした。


今までは、ランチに行く店の最寄り駅で待ち合わせしていたけれど、『車のほうが、もっと遠くに行ける』と圭太くんが言い出したからだ。



圭太くんの車は、赤いミニクーパー。可愛らしい外見の、圭太くんにピッタリな車だ。



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