やばい、可愛すぎ。


さっきから睨みつけているものの、まったく視界に入っていなかった黒板に視線を移す。


そこには、学園祭の役割や連絡が書いてあるけれど、

実行委員の名前には一つも名前が書いていない。


水瀬くん、えらいなぁ。


自分から立候補するなんて。


名前しか知らない、さわやかな笑みを浮かべる水瀬くんに

女子たちもちょっぴり頬を染めているのを、ぼーっとした頭で考えていた。



と、そのとき。

なぜか、水瀬くんがちらりと私のほうを見た。んん?





「それから、女子の実行委員は───白井さんを指名します」








「───ぇ……?」



< 149 / 514 >

この作品をシェア

pagetop