やばい、可愛すぎ。
さっきから睨みつけているものの、まったく視界に入っていなかった黒板に視線を移す。
そこには、学園祭の役割や連絡が書いてあるけれど、
実行委員の名前には一つも名前が書いていない。
水瀬くん、えらいなぁ。
自分から立候補するなんて。
名前しか知らない、さわやかな笑みを浮かべる水瀬くんに
女子たちもちょっぴり頬を染めているのを、ぼーっとした頭で考えていた。
と、そのとき。
なぜか、水瀬くんがちらりと私のほうを見た。んん?
「それから、女子の実行委員は───白井さんを指名します」
「───ぇ……?」