やばい、可愛すぎ。


「───ふー、これでよしっと」


そういいながら、高梨くんはベットに横たわる皐月くんの体に布団をかけた。


「……あ、ありがとう」


「いいえーこっちこそ。
 
 皐月のことありがとう、白百合姫」


高梨くんは人懐っこい笑みを浮かべると、私にそういってくれた。

私はようやく安心でほっと溜息が漏れてしまう。


あの後、電話ごしに高梨くんが、

『えっ?白百合姫……な、なんで……っ?

 というか、皐月が倒れたって……?』


私が出たことに動揺しながらも、はどはどな私の説明ひとつひとつに頷いて、質問しながら───走って駆けつけてくれた。


皐月くんを担いだ高梨くんを、私の家に案内した後───着替えまでしてくれたわけで。


「あ、私濡れタオルと解熱剤持ってきますっ!

 高梨くん、よければお風呂使ってください。着替えは……あ、皐月くんのがありますから……」


「いえいえ、お構いなく……くしゅっ」


前で手を振っていた高梨くんは、大きくくしゃみをして、

私を見た後───にへと困ったように、眉を寄せた後、やっぱり使わせてもらっていいですかと、言ってきた。






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