やばい、可愛すぎ。


一階に下りて、高梨くんにお風呂場を用意した後、

心配そうにおろおろしていた翔太に、タオルと着替えを持ってきてもらうように言った。


「……くしゅっ」


私もびしょびしょだった。

皐月くんが倒れたことに動転して、全然気づかなかったな。


取り敢えず、タオルで頭を拭いた後、部屋で着替えて、

濡れた制服と、皐月くんたちの制服を一緒に洗濯に回す。


「……解熱剤、あったっけ」


たぶん、翔太が風邪を引いたときに買っておいたはず。

薬箱の中から、解熱剤と氷をたくさん入れたプラスチックの桶とタオルを持って、二階へ。



「皐月くんお邪魔します」


ドアの前で声をかけて、ゆっくり開ける。


手に持っていたものをすぐ近くにあった机に置いて、じっと皐月くんの見つめる。


「……ん、っく……」


苦しそうに顔をゆがめながら、胸を上下させる。


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