やばい、可愛すぎ。


そわそわ、する。

今まで学校を休んだことすらない、私だから。


顔を隠すように布団を引き寄せて、隣を見る。


「……水瀬くんは、行かなくていいの?」

「こんなフラフラな状態なのに、無理やり起きて授業に行こうとする馬鹿な奴の監視役」

「……」


水瀬くん、やっぱり意地悪だ。

でも、前の爽やかな笑みを浮かべてきたときよりも数段話しやすいのは、なんでだろう。


皐月くんに、似ているから?



すっと出てきた、皐月くんの名前に私は顔をゆがめる。


皐月くん、私が疲労で倒れたなんて聞いたら、きっと馬鹿だなって怒るだろうな。……怒って、くれるのかな。


あ、だめだ。


視界が、にじむ。

こんな、ちょっぴり皐月くんのことを考えただけなのに。


それなのに、こんなにも胸が、苦しい。



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