ニセモノ×初恋=??
「ごめん、井ノ上にはちゃんと言っとくから」

「いえ、そんな!むしろ兄が迷惑かけたんじゃないかと思って、申し訳なかったんです。各務センパイの迷惑になるようなことがなかったならいいんです」

二人してペコペコ頭を下げあう。

するとそこへ、

「各務さん?」

突然現れたのは児玉くんだった。

「児玉くん!どうしたの?」

「俺は図書室からの帰り。ごめん、話し中だったんだね」

と、紗英ちゃんをチラリと見る。

目があった紗英ちゃんは、ペコリとお辞儀をした。

「児玉くん、この子、この前の子なんだけど、同じクラスの井ノ上の妹さんだよ。」

私が児玉くんに紹介すると、

「へぇ、そうなんだ。はじめまして」

と紗英ちゃんに挨拶してくれたので、紗英ちゃんも頭を下げた。
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