ニセモノ×初恋=??
周りの女の人達が児玉くんを見てしまうのも、よくわかる。

それだけ、このイケメン属に属する児玉くんは………カッコいい。

照れ隠しのように、アイスコーヒーを飲む児玉くんは絵になった。

そんな人が、ニセモノとはいえ、今は彼氏として付き合ってるわけで。

――今後の人生、こんな幸運ないかもしれないから、今だけでもこの関係、楽しんどこう。

どう考えても釣り合ってない私だから、周りの目が気になるのも正直なところだけど。

「ところで、児玉くんはこれからどうするの?」

たまたま偶然会ったからお茶でもとなって、コーヒーショップに入って今に至るわけだが、本を買うという用事は済んだので、私としては帰るだけだった。

「俺も目的の本は買えたし、特に用事はないけど…」

と言いながら、腕時計を見ている。

時間的にはまだお昼前。

一緒に過ごそうと思えば過ごせなくもない時間だ。

「児玉くんが何も予定ないなら、もう少し一緒に過ごす?」

私がそう言うと。



児玉くんは嬉しそうに微笑んだ。

< 324 / 558 >

この作品をシェア

pagetop