ニセモノ×初恋=??



「あっつー。とりあえず、今エアコン入れるから、そこのクッションにでも座っててくれる?」

「あ、うん」


我が家に帰りついて、2階にある自分の部屋に案内した。

閉めきって出ていったから空気が暑い。

エアコンのリモコンを操作したあと、扇風機を回して空気を循環させる。

児玉くんは部屋に入って少しキョロキョロしたが、すぐに床に座った。

「じゃあ、ちょっと待っててね」

そう言って、一人キッチンに降りてきた。


我が家に向かう道の途中で、昼ごはんをどうするかという話になり、簡単なもので良ければ作ると言うと、予想以上に喜ばれてしまった。

いつも適当に作ってるので一人作るのも二人作るのもかわらないと思ったが、家族以外の人に食べさせることがあまりないので、あとから考えて買えばよかったかなと少し後悔した。

そんな喜ばれるほど大層なもの作れないし。

けど作ると言って喜ばれた以上、いまさらやめるわけにもいかないので、あまり意識せず作ることに集中するのが賢いだろう。


そう思い、冷蔵庫の中から野菜などの材料を取り出した。

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