ニセモノ×初恋=??
「児玉くん、おまたせー」

部屋に戻って児玉くんに声をかけると、驚いた顔で振り返った。

「もう出来たの!?早いね」

「あ、ごめん。凝ったもの作ってなくて適当だから早いの」

ちょっと出すのが恥ずかしくなったが、勉強机の上にトレーを置き、クローゼットから折り畳み式のローテーブルを出す。

そこに持ってきたランチョンマットを二人分敷き、レンゲと箸、お茶、チャーハンとスープを置いた。

「大したものは急だったから無理だけどどうぞ」

「……すげー美味しそう……」

目の前に並べられた食事を見て、児玉くんはぽそりと呟いた。

「口に合うといいんだけど」

本気でそれが心配で、児玉くんが手を合わせていただきますをしたあと、スープを口にするのをじっと見てしまった。

児玉くんはスープを口にすると、

「うわ、美味しい!!」

とビックリした様子で私を見た。

その言葉にほっとしてると、

「…チャーハンもすごい美味しい…俺好みの味だ…」

とさらにビックリしている。
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