ニセモノ×初恋=??
そして、話に夢中でなかなか食べ終わらなかったので、

「ごめんね、早く食べ終わるね」

待たせるのも申し訳ないのでそう言った後、

「そう言えば、児玉くん、足りた?お腹空いてない?」

ふと疑問に思った。

「うん、大丈夫だよ」

児玉くんは返事をしたあと、

「でも……」

と言葉を続けた。

―――やっぱり足りなかったのかな!?

「でも!?」

「…もう少し味わいたかったなー、美味しかったから」

と、言ってくれた。


そして。


「各務さんの、1口チョーダイ」


綺麗な顔に無邪気な笑みを浮かべた。


「………これ?」

私の皿に残っているチャーハンを指すと、コクリと頷く。

「食べかけだよ?」

「うん。各務さん、お腹空いてる?」

「それは大丈夫だけど……汚いよ?」

「何で?」

「私が食べた残りだし」

「気にしないよ?各務さんのなら」

「……そんなもんなの?」

「うん」

などというやり取りをして。


結局、皿を差し出した。

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