愛というキモチのカタチ。
「入って。」


最上階の角部屋の前で鍵を開けたドアの前に立たされる。



「…嫌。」


「…はぁ、また何か勘違いしてるだろ。いいから入れ。」


腕を掴まれ強引に引き込まれたその部屋は。



「…。」


真新しいファブリック。


真っ白なソファ。


大きなモンステラ。


窓際にはサンキャッチャーがあって、このはの好みの部屋そのものだった。



「ここ。…俺とお前の新居。」


「はい?」


隣に立つ彬の口から意味不明な言葉が流れる。


「式とかいつでもできるし、とりあえず仕事忙しくてお前に会えないのが我慢ならなくてさ。
…一緒に暮らそう。ここで。」

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