愛というキモチのカタチ。
「結婚したからと言って油断するなよ。
・・・気を抜いたら奪うからな、木内の事。」



・・・冗談で言ってるんじゃないって事は解る、真剣な顔。


「はい。全力で幸せになります。」


そう言って書類を手にその場を離れた。


自分に好意を持ってくれる人がこんなに居たなんて。
不思議だわ。

・・・彬ちゃんに振り向いて貰えなかった時に気づけばよかったのかな・・・。


コツコツとヒールの踵を鳴らし歩く。




< 154 / 224 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop