愛というキモチのカタチ。
「俺はこっちゃんが不憫なんだよ。あーんなに素直にストレートに気持ちを伝えて来る子なんて近来みたことがないんだから。
るりは知らないからそう言えるんだよ。」

はぁ、とため息をついてそう言った。


「あたしもずっとこのはの気持ちを聞いてきました。
だから、川藤さんに対して最初は腹が立ってました。」


美来までもがそう言い始めた。

「美来!」
「晋ちゃんは黙ってて!」


止めにはいった瀬戸に強くそう言うと真っ直ぐに彬を見た。


「でも。今のこのははすっごくイキイキしてます。綺麗になりました。愛されてるのが見ていて分かるくらいに。

だから、もういいんだと思います。

過去は消せないし、取り戻せないけど。
今のこのはが幸せだから、いいと思うんです。」


そう言うとニコッと笑った。

隣に立つ瀬戸が背中を撫でていた。
美来ちゃんの言葉がうれしかった。

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