愛というキモチのカタチ。
「あきらぁ…」


舌ったらずな物言いで彬の名前を呼ぶ。


萎える、やる気が失せる、なんて以前言ったくせに。

このはが繰り返す自分の名前を聞くだけで胸が熱くなる。

「このは…っ!」


乱暴に衣服を剥ぎ取り、明るい部屋の中、白い肌がピンクに染まって行く様をマジマジと見入る。


「やぁ…恥ずかしぃ」

「俺のものだ、お前は俺のだ!」

酷くするつもりなんかない。

そう言うかのように、彬は優しい手のひらでこのはの肌を愛していった・・・。



< 218 / 224 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop