愛というキモチのカタチ。
これからも。
翌朝。


気怠さが残る身体を何とか起こし、昨夜出来なかった片付けを1人始める。

はぁ、と何度目かのため息をついた時、寝室のドアが開いた。


「・・・おはよ。」


寝癖のついた頭でボンヤリとこっちを見ている彬は、なんだか子供のようだ。


「おはよ、彬ちゃん。よく寝てたね!」


コーヒーメーカーで予め作っておいたコーヒーをテーブルに置く。

「サンキュ」

どっかりと座ったまま、暫くジッとして動かない。

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