愛というキモチのカタチ。
あれよあれよと言う間に浴衣に着替えさせられて。


(恥ずかしかった…!死ぬほど恥ずかしかったー‼︎)


香織が着付けをしてくれたのだが、なんせ昨日の今日。あ、いや、さっきの今、くらいの時間しか経過していない。

このはの身体に咲き乱れる赤い花たちを見て、香織が目を丸くした。


「このはさん、新婚さんだっけ?」

「…まだ…デス。」


顔を上げられず、俯いたままボソボソ答える。
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