愛というキモチのカタチ。
気が付くと周りには誰もいなくなっていた。


「やだ、こんな時間。」


腕時計は9時になろうとしていた。

ヤバい。
彬ちゃんに連絡しようかな…なんか怖いよ。


「あれ」

「きゃー‼︎」


いきなり背後で声がして、しんとした空気にビビっていたこのはは叫んでしまった。


「あー、ごめんごめん!」


ぎゅうっと抱きしめられ口元を大きな掌で押さえられた。


「!」

見上げたその人は。


「梶課長!」



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