セカンドデビュー【完】
「橘くん? いるけど? ……わかったわ」
お客さんよと水原アヤが言った。
受付まで降りると、スーツ姿の男性が待っていた。
年はオレより少し上ぐらいだろうか。
「松山リオのマネージャーをしております、松本と申します」
「橘と申します」
差し出された名刺を受け取る。
名前の上に、『ワイルドストロベリーパイ』と書かれている。
『ワイルドストロベリーパイ』、略してワイパイ。
五人組の女性アイドルグループだ。
そうか、松山リオを見たことあると思ったら、今はワイパイにいるのか。
「えびせんべい広め隊36からは出世したんですね」
「えびせんべい広め隊36を知ってることに、まず驚きました。ずいぶんマイナーなアイドルにお詳しいんですね」
たまたま、バイトしてただけだけどな。
名刺交換が終わると、「外で話しませんか」と松本は促した。
お客さんよと水原アヤが言った。
受付まで降りると、スーツ姿の男性が待っていた。
年はオレより少し上ぐらいだろうか。
「松山リオのマネージャーをしております、松本と申します」
「橘と申します」
差し出された名刺を受け取る。
名前の上に、『ワイルドストロベリーパイ』と書かれている。
『ワイルドストロベリーパイ』、略してワイパイ。
五人組の女性アイドルグループだ。
そうか、松山リオを見たことあると思ったら、今はワイパイにいるのか。
「えびせんべい広め隊36からは出世したんですね」
「えびせんべい広め隊36を知ってることに、まず驚きました。ずいぶんマイナーなアイドルにお詳しいんですね」
たまたま、バイトしてただけだけどな。
名刺交換が終わると、「外で話しませんか」と松本は促した。