にゃんこ物語り1~えりなちゃんとシロ~
この空き地なら えりなちゃんも買い物帰りに通るし、えりなちゃんが帰って来たらまた、おじゃましましょ。

今日は誰も来てないみたい。
今日はいい天気なのに、みんなご飯でも貰いに行ってるのかしら?



「重たーい; 自転車でこれば良かったなー」

「えりなちゃーん!」

「あ!タロー君!」

「大丈夫? 僕も持ってあげるよ」

「ありがとう! 何してたの?」

「僕の住んでる所 近所なんだ、今日は暖かいし 散歩してただけ」

「本当に今日は暖かいよね」

「僕、中2になってから こっちに越してきただろ? だから少し探検してるんだー!」

「そうなんだ、 道に迷ったりしない?」

「うん、大丈夫! 僕、小さいときこの辺りに住んでたから」

「そうなんだ! えりなずっと同じ所に住んでるけど、知らなかった!」

「僕ね、今はマンションだけど 昔は一軒家で猫を飼ってたんだー」

「そうなんだ! うちは一軒家だけど 妹がまだ小さいから、猫飼えないの。」

「妹いるんだ?」

「うん、まだ幼稚園。 昔はどんな猫飼ってたの?」

「真っ白で 小さくて、メスの猫だった。でも、引っ越し先が借家で猫は飼えなくて…」

「その猫どうしたの? まさか、捨てちゃったの?」

「…うん。」

「ひどーい!」

「でも、仕方なかったんだよ!」

「へー。あ!そういえば、近所に白い野良猫居るよ!」

「ほんとに?!」

「うちにもよく来るよ!もしかして その猫ちゃんかもね(笑)」

「そうかもしれないね…」

「この先の空き地に よく猫が居るんだけど…あ、ほら!うちによく来るのあの猫だよ!」

「わー、真っ白だ。 よく似てる… 僕、小さい頃は猫とよく話してたって母さんがいってた(笑)」

「え? 小さい頃ってことは、 今はもう話せないの?」

「あたり前だよ(笑)」

「えりな、 話せるよ。」
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