にゃんこ物語り1~えりなちゃんとシロ~
「ただいまー!ママー!」
(ママ買い物にでも行ったのかなぁ・・・。)

ゆきなちゃんが学校から帰ってきました。
ゆきなちゃんはもう小学生です。

「あ!シロ!!何で入って来てるの?!ママに怒られちゃうよ!」

玄関の開く音がします。ママが買い物から帰ってきました。

「どうしよう、どうしよう・・・」

「あら、ゆきな帰ってたの?」

「ママ・・・シロが寝てるよ」

「あら、えらいわね。汚さないでって言ったのがわかったのかしら?」

「え?ママが入れたの?ゆきなが入れようとしたらいつも怒るじゃん!」

「入ってきちゃったんだもの、仕方ないでしょ?」

「ママずるーい!」

「もうおやつ食べた?」

「まだー」

「もうすぐご飯だから、今日はおやつ我慢してね」

「はーい。ねぇママー」

「なぁに?」

「シロ飼うの?」

「え?何で?」

「だって家に上げちゃってるじゃん」

「そうねぇ・・・」

「飼おうよー!」

「でもねぇ、パパに聞いてみないと・・・」

「パパだってシロにご飯あげてるんだから」

「でも飼うのはまた違うからねぇ」

「パパもきっといいって言うよ!」

「でもゆきな、シロはずっと野良猫だったのよ、そう簡単に飼えるかわからないわ」

「でもシロ寝てるじゃん」

「それはママが窓閉めちゃったから・・・」

「じゃ、パパが帰ってくるまで中に居たら飼おうよ!」

「パパがいいって言わないとダメよ」

「聞くだけ聞いてみればいいじゃん!ゆきなはパパもシロ飼いたいと思うよ」

「聞くだけ聞いてみましょうか。でも飼うならゆきなもお世話しないとダメよ!」

「世話なんていくらでもするよ!」

「にゃーん」

「シロ起きたよ!」

なんだか話が早いわね。
でもパパは飼っていいって言うかしら・・・?
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