にゃんこ物語り1~えりなちゃんとシロ~
バスを降り、家へ向かっている途中のえりなちゃんを見つけました。

『えりなちゃん、おかえりなさい。』

「あ シロ、ただいま!久しぶりー、元気にしてた?」

『私は元気だったわよ。そんなことより、ママったらひどいのよ!』

「え?もしかして、ご飯あげなくなっちゃったの?」

『ご飯はもらってるわ。でも…』

「でも?」

あ…私が家に居るっていうのは、たしか 秘密だったわね。

シロは思い出して、とっさに口をつむぎました。

『まぁ、いいわ。えりなちゃん、疲れたでしょう?ママが待ってるから、早くお家に帰った方がいいわ』

「うーん」

『じゃあ、また後でね』

シロはトコトコと細い路地を入って行きました。

「あ、シロー…。行っちゃった」

えりなちゃんは、シロの言いかけたことを気にしながら、お家への道を歩きました。
お家はもうすぐです。
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