にゃんこ物語り1~えりなちゃんとシロ~
タローくんが連れて行ってくれた喫茶店は、とても静かで、お客さんも少なく、とても雰囲気の良いお店でした。
お世辞でもキレイとは言えませんが、人の温かみの感じられるお店でした。

「えりなちゃんの高校は新学校だし、てっきり 大学に進むもんかと思ってたよ」

「えりなも。でも、この前動物病院でトリマーの仕事を見せてもらったの、トリマーになるには、専門学校へ行った方がいいみたい」

「トリマーになりたいの?」

「決めたわけじゃないけど、動物に関われる仕事もいいな、と思って(笑)」

「えりなちゃん、動物好きそうだしね。でも、えりなちゃんくらい頭がよければ、獣医っていう道もあるんじゃない?」

「獣医・・・?」

「同じ専門学校でも、トリマー専攻と看護師専攻とか、いろいろあるんじゃない?」

「よく知ってるね」

「実は僕、獣医になりたいんだ!」

「獣医になるのも専門学校なの?」

「ううん、獣医は大学に6年通って、国家試験に合格しないとなれないんだ」

「大変じゃない?」

「でも、僕は小さいときから獣医になりたかったしね」

「そうなんだ・・・」

「うん!」

「・・・」

「どうしたの?」
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