虹の架かる橋

｢マサのキモチは解った。だけど、私の望んでる答えじゃないよ。｣


｢私は離れる辛さは想像でしかわかんないけど、それでもいいから付き合いたいよ。｣


｢それじゃケイは幸せになれないよ。｣


｢私はマサと付き合ってるって実感する事が、私の幸せだよ。｣


マサは凄く困っている。


そんな顔をさせるつもりじゃ無かった…。


だけど、私はマサにとっての特別な存在、って場所に居たいの…。


離れてもマサを好きで居る自信あるから。


｢マサ、私は離れてもマサの彼女で居られる自信あるよ。だから、付き合ってほしい。｣


私は、幼稚だから凄くカタチにこだわったんだ。


それも一つの見えない束縛なのかもしれない。


でも不安で、今以上にマサを好きになるのは確実に解ってたから。