双子ラヴァーズ☆

授業が始まってから、私は先生の話を真面目に聞いていた。
シュリは相変わらず眠っていて、起きる気配がない。ユウリはその真逆で真面目に聞いているのに。


ノートを取っていると、書き終わる前に先生が消してしまって私は小さく「あっ」と声を漏らしてしまった。
早いよ~~。まだ途中だったのに。後でトモコに見せてもらえばいいか。

そう思っていると、ユウリがノートをスッと私に出してきた。
驚いて思わずユウリを見る。頬杖をついたユウリが口角を上げ、ピースをした。


ありがとうと口をパクパクさせ伝えると、私は急いでノートを書き写した。
その途中、ユウリがペン走らせる。ノートに書かれた文字。それを読んで私はハッとする。


『あきらめなくてもいいかな』


私が反応出来ずにいると、更にユウリがペンを走らせる。


『やっぱりレナちゃんのことが好き』


ユウリ……。
切なげに笑って、ユウリは『ダメ?』と書き足した。それにぶんぶんっと首を振る。
私の反応を見たユウリが手を口元に持っていくと、

「はあ~~~~………」

と、小さく息を吐きだした。安堵した顔を見せるユウリは私の方をちらっと見ると、照れくさそうに鼻を掻きながら笑った。

< 139 / 141 >

この作品をシェア

pagetop