双子ラヴァーズ☆
こんなにドキドキするなんて、私の心臓…どうしたんだろう?
初めて抱くシュリへの感情。
それに戸惑っていると、シュリが急に私の腕を掴んだ。
「え、な、何!?」
どぎまぎしながら言うと、シュリは目を輝かせて。
「プリとろ!!」
私の返事をまた聞かずに腕を引っ張った。
触れる大きな手が熱くって。
私はプリどころじゃなかった。
「はい、レナ近付いて」
いつの間にか私を呼び捨てにするのが定着していて。
シュリは私の肩を掴んで。
自分に引き寄せる。
笑わなきゃ、と無理に作った笑顔はやっぱりひきつっていた。
「俺、これだけちょーだい」
落書きを終えて、出来上がったプリを見たシュリが言う。
これだけ、と差したプリは私の肩を掴んでいる一枚。